2015年4月9日木曜日

【犬の花粉症】                         
みなさん、こんにちは。の見頃を迎え、すっかりの陽気ですね。
しかし、春が来たからと言って喜んでいる人ばかりではありません
中にはこれからの季節が一番大変だと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その正体とは?
そうです「花粉」です。

人間で一般的に言われている花粉症は、アレルギー性鼻炎として「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」が特徴的な鼻アレルギー疾患です。

しかし犬の場合は「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」という症状は珍しく、脇、四肢の先端および屈曲部、下腹部、口および眼周囲、耳などの痒みを伴う皮膚症状の方が一般的です。皮膚がかゆくなると、全身皮膚炎となります。かゆさのあまり掻きつづけ、膿んでしまったり炎症を起こすこともあります。
 
花粉症とは、主にスギやヒノキの樹木花粉にアレルギー反応を起こして発症する病気です。しかしそれ以外にも、雑草の花粉やカビ、ダニ、食物などにも反応している場合もあります。残念ながら現時点では犬や猫のアレルギーを確実に診断する方法がありません。しかし、犬種、症状が出始めた年齢、皮膚症状の場所、痒みは一年中なのか、あるいは季節性があるのか?生活環境および食事内容などの情報から、ある程度アレルギーを推測することは可能です。

花粉症には、お薬による治療だけではなく、徐々にアレルゲンに慣れさせ、ワンちゃんの体質をアレルギーが起こりにくい体質に変えていくという方法があります。その方法を「減感作療法」といいます。花粉症を引き起こす原因となる抗原を、時間をかけてごく微量ずつ与える治療方法です。これは人間の花粉症治療にも使われています。
アレルギーの治療は長期間にわたることもあるので、過敏反応が起こらないようにするためにも詳しい検査、また飼い主さんへの説明が必要になります。


何か思い当たる場合、もしくはご不明点などありましたら 是非一度ご相談ください。

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