2016年6月30日木曜日

意外な危険な食べ物

ここ最近、飼い主様の見ていない所でお家で育てている植物を
わんちゃん・猫ちゃんが食べてしまい吐きが止まらなくなったという方が多くいらっしゃいます。

食べてはいけない食べ物は、「玉ねぎ、にんにく、ニラ、ぶどう、チョコレート」など
比較的ご存知の方が多いと思います。

しかし、ご自宅で育てている花や散歩コースの途中にある草木など、植物にも危険なものがあるのです。

≪危険な植物≫

*ユリ…腎毒性
*チューリップ…心臓毒、痙攣、皮膚のかぶれ
*レンゲツツジ…痙攣
*シクラメン…神経症状
*アジサイ
*アサガオ
* アロエ
*菊
*ツツジ
*ヒガンバナ
*スズラン                        など

植物はどこの部分を食べたかによって、症状が異なることや中毒の重症度も違うため、注意が必要です。


≪症状≫

・嘔吐 ・下痢 ・元気食欲の低下
・腹痛 ・皮膚の異常         など


もしも心当たりがある場合は、すぐに動物病院に連れていくようにしましょう。

熱中症

6月も終わりに近づき、気温が30度を超える日も増えてきました。
これからの時期に一番気をつけなくてはならないのが「熱中症」です!

≪熱中症とは?≫

私たち人間も含め動物たちは、体温を常に一定に保って色々な働きを維持しています。
しかし、高温で換気のできない場所に長時間いると 体温調節ができなくなり体の熱も上昇します。

すると、呼吸しづらい、脱水を起こす、血液循環が悪くなる、
ショック症状を起こすなどの症状が見られるようになり、最悪の場合は死に至ることもあります。

特に犬・猫は人間のように全身で汗をかいて体温を下げることはできない ため、
より熱中症になりやすいのです!!

≪主な症状≫

*急激な体温上昇(40℃以上)
*口呼吸
*よだれ
*脱水
*ぐったりする
*チアノーゼ(舌や歯ぐきが青くなる)
*痙攣
*ショック症状
*意識がなくなる

≪家でできる対処法≫

まずは体温を下げること!!

☆冷たい水をたくさん飲ませる
☆冷たい水で濡らしたタオルを体にかぶせる
☆バケツで冷水を直接体にかける

⇒冷やした状態のまま、できるだけ早く病院に連れてきてください。

≪予防≫

暑い時期のお散歩は、お昼の 時間を避け、朝か夕方以降がおすすめです。
留守番の際は、室内の風通しに気をつけ、エアコンをつけてあげましょう。
また、水分補給も大切です。お水は常にきらさないよう注意してみてあげてくださいね。