2016年2月7日日曜日

爪切り

「家での爪切りが難しい…」
「爪切りに挑戦したいけど適切な頻度ってどのくらい?」

などなど、ペットの爪切りに関する疑問はたくさんあると思います。

まず基本的に爪切りの頻度としては、散歩にいく回数でも変わってくるのですが
「2~3週間に一回」で大丈夫です。

爪が白い犬は血管が薄く透けて見えますから、
血管の通ってない部分を1~2mm程度残して切ります。

黒い爪の子は分かりにくく より難しいと思いますが、
真ん中に透明の芯のようなものが見え始めたらそこが目印です。

犬の爪を切らずに放置しておくと血管や神経が伸び過ぎてしまったり、
巻き爪になってしまったり、肉球にくいこんでしまったり…など危険です。

ご自宅での爪切りが難しければ、当院で爪切りのみでも行っておりますのでぜひいらしてください。

2016年2月1日月曜日

乳腺腫瘍について

ご自宅で飼っているわんちゃん、猫ちゃんのおっぱいに
なにかコリコリとしたしこりがある場合、「乳腺腫瘍」の可能性があります。

【犬の乳腺腫瘍】
・乳腺に発生した腫瘍のうち、50%が良性、50%が悪性と言われています。
・良性・悪性にかかわらず、腫瘍の表面が崩れる(自潰)ことがあります。
・悪性の場合、末期には肺転移による呼吸困難をひきおこし、これが原因で亡くなることが多くみられます。
悪性の場合でも早期発見で広範囲の外科切除により根治の可能性があります。

【猫の乳腺腫瘍】
・転移性が高く、早期にリンパ節・肺・全身に転移します。また、80%が悪性と言われています。
・腫瘍の表面が崩れる(自潰)ことがあります。
・末期には、肺転移による呼吸困難をひきおこし、これにより亡くなることが多いです。
・早期発見で広範囲の外科切除により根治の可能性がありますが、しこりの大きさが2cmを超えている場合はすでに転移していることが多いです。

≪治療法≫
*外科手術
*抗がん剤などによる補助治療


乳腺腫瘍は早期発見、早期治療がとても重要です。
特に猫の場合ほとんどが悪性であることが多いため、乳腺に少しでもコリコリとしたものをみつけたらすぐに受診しましょう。