2016年2月1日月曜日

乳腺腫瘍について

ご自宅で飼っているわんちゃん、猫ちゃんのおっぱいに
なにかコリコリとしたしこりがある場合、「乳腺腫瘍」の可能性があります。

【犬の乳腺腫瘍】
・乳腺に発生した腫瘍のうち、50%が良性、50%が悪性と言われています。
・良性・悪性にかかわらず、腫瘍の表面が崩れる(自潰)ことがあります。
・悪性の場合、末期には肺転移による呼吸困難をひきおこし、これが原因で亡くなることが多くみられます。
悪性の場合でも早期発見で広範囲の外科切除により根治の可能性があります。

【猫の乳腺腫瘍】
・転移性が高く、早期にリンパ節・肺・全身に転移します。また、80%が悪性と言われています。
・腫瘍の表面が崩れる(自潰)ことがあります。
・末期には、肺転移による呼吸困難をひきおこし、これにより亡くなることが多いです。
・早期発見で広範囲の外科切除により根治の可能性がありますが、しこりの大きさが2cmを超えている場合はすでに転移していることが多いです。

≪治療法≫
*外科手術
*抗がん剤などによる補助治療


乳腺腫瘍は早期発見、早期治療がとても重要です。
特に猫の場合ほとんどが悪性であることが多いため、乳腺に少しでもコリコリとしたものをみつけたらすぐに受診しましょう。

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