今回は「皮下補液」についてご説明させていただきます。
獣医療の世界では、水分や栄養の補給のために「皮下補液」 という方法が多く用いられます。適応としましては腎不全のネコちゃん、食欲不振の子などです。
犬や猫の場合、人間と違って皮膚と筋肉の間(皮下) に空間があり、輸液剤や栄養剤を入れることができます。
注入された輸液剤は、 皮膚や筋肉にある毛細血管から少しずつ吸収されていきます。
量の制限はあるものの、 静脈から輸液を入れた場合とほぼ同じ効果が期待できます。
当院では、飼い主様にご自宅でも皮下補液を行っていただけるよう、一緒に皮下補液を行いながら、 詳しい手順を指導させていただいております。
自宅での皮下補液をマスターするために1ヵ月以上も通院が必要な他病院様もあると聞きますが、当院では約10日ほどで、 ご自宅での皮下補液ができるようご指導いたします。
実際に他院様より噂を聞きつけ、いらした患者様も沢山おります。
慢性腎不全で、週に何回も通院されている方、時間やコストを節約されたい方、