2017年9月28日木曜日

整形外科研修に行って来ました:膝蓋骨脱臼2

この度、9/16~9/17の期間 関西で開催された整形外科研修に行って来ました。

Dr.Hannesのもと、パテラ(膝蓋骨脱臼)に関する最新の治療技術を学ぶことができました。この連休中、飼い主様にはご迷惑をおかけしましたが、今回学んだ技術をぜひとも当院の日々の診察・治療に貢献していきたいと思います。

以前もこのブログで述べましたが、パテラの手術に関しましては『症状に応じての適切な施術』が必要です。他院からのセカンドオピニオンを求めていらっしゃる患者さんの中には、
1、まだ手術をする必要がない症状なのに手術を勧められた。
2、跛行が認められ、明らかに手術が必要な段階になっているのに「様子を見ましょう」と手術を勧められなかった。

以上の2つのパターンが過去に見受けられました。
1の患者さんには普段の生活においてどのようなことに気をつけるのかを細かくご指導させていただき ます。無理にいますぐ手術をする必要などございません。
2の患者さんにはグレードⅣという最終的な段階になっていらっしゃる方もいました。そのような患者さんには骨切り矯正術という難度の高い手術を受けていただく場合もあります。

確かにパテラは命には別状のない疾患ではあると思います。
しかし自分の立場に置き換えたときに、健常肢ではない普段の生活がどんなに不便かを想像していただければと思います。

どうぞ皆様のご相談をお待ちしております。


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