2014年10月22日水曜日

歯石除去

ペットちゃんの歯の健康を守るため

 日常生活の中で、みなさんはどのくらいペットちゃんのお口をチェックしていますか?
わんちゃん、ねこちゃんは自分で歯を磨くことが出来ませんが、末永く健康に暮らすためには、歯みがきがとても大切です。歯が黄色くなったり、石のようなものが付着していたり、口臭がひどかったり、歯肉が赤く腫れていたり、出血していたり、これらは歯周病のサインです。この歯周病が進行すると、日常生活に支障をきたす可能性があります。
大切なペットちゃんの健康のためにお口の健康チェックを始めてみませんか?

歯周病とは?
 ペットちゃんの場合、人間に比べて歯垢(歯の周りにつく、虫歯菌や歯周病菌の集り)が付きやすく、そのまま放置すると約3〜5日で歯石になります。
歯石になると家庭の歯磨きなどで除去することはできません。歯石の表面は歯垢が付きやすい構造をしている為、さらに歯垢がたまりやすくなります。
 この歯垢と歯石の悪循環を放っておくと、歯垢になっているバイ菌が歯茎などに炎症を起こすと、歯周病になります。
 さらに歯周病をほおっておくと強い痛みでご飯が食べられなくなったり、歯が抜けたり、バイ菌が歯の根元に入って血中に入ってしまうと、心臓や腎臓などの臓器に達して悪さをする可能性があります。

一度ついてしまった歯石を落とすためには?
 歯みがきなどの家庭でのお口のケアは、歯垢を取り除くことはできますが、歯石を取ることはできません。一度ついてしまった歯石は専用の機械で完全に除去する必要があります。 
 当院では、全身麻酔下で超音波スケーラーという器具を用いて歯石除去を行います。

ただし、全身麻酔での処置になりますので、事前の健康チェック、麻酔に関する詳しい説明が必要です。ご希望の方は、当院スタッフにご相談ください。



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