2017年8月4日金曜日

マダニにご注意を

先日、広島県三原市内の90代の女性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症して亡くなったことを、県感染症・疾病管理センターが発表しました。これは、ペットでは良く知られている『マダニ』に刺されたことが原因とされています。

■SFTSとは?
SFTSウイルスに感染することです。ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染すると言われています。また、人から人への感染は認められていますが、動物から人への感染については報告されておりません。

潜伏期:6日~2週間

■主な症状は?
発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)。また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状が起きることもあります。

■ペットにマダニが寄生するのを防ぐには?
動物病 院でネクスガード、フロントライン プラスなどの適切な駆除薬を処方してもらい定期投与を行いましょう。あらかじめネクスガード、フロントラインプラスを投与しておけば、マダニが付着しても48時間以内に概ね死んでしまいます。(※マダニの付着自体を防ぐことはできません)

■気をつける点は?
  • ①散歩の際に山野や草むらに入る場合は、長袖長ズボン、帽子を着用するなど肌の露出をさけ、マダニに咬まれないようにしましょう。
  • ②散歩から帰った際には、人間・犬猫ともにマダニに咬まれていないかチェックしましょう。
  • ③犬猫の場合、被毛の薄い目・鼻・耳・指の間などを重点的に観察してください。
  • ④もしも咬まれていた場合は無理に引き抜こうとせず、医師(皮膚科)・獣医師の診察を受 けましょう。
  • ⑤ご自身が咬まれた場合、数週間は体調の変化に注意をして発熱等の症状が現れた場合は医療機関を受診しましょう。
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