最近とても体を痒がっている。体が赤くなっている。そんな症状は見られていませんか?その症状アレルギーかもしれません。アレルギーとは、ダニ、カビなどの異物に対し免疫機能が過剰に反応してしまうために起こる病気です。ワンちゃんの皮膚病疾患のなかでもっとも多く見られるのが、アレルギー性皮膚疾患です。そのアレルギー性皮膚疾患のひとつであるアトピー性皮膚炎は、アレルギー性皮膚疾患のなかで非常に大きな割合を占めています。 |
アトピー性皮膚炎は遺伝的な体質が大きな要因でありその体質を完全に治すのは困難です。しかし、病院での治療のほか、部屋を清潔にしてアレルギーを起こす物質を減らしてあげる。こまめにシャンプーして皮膚のバリア機能を高めてあげる。食事内容を見直すなど、生活環境を改善すれば、症状を軽減させ生活の質を高めてあげることができます。アトピー性皮膚炎は若い時期に発症し、長期の管理が必要な、愛犬と飼い主様を悩ませる皮膚炎です。そのため、治療するにあたり飼い主様の理解と協力がとても重要です。当院では様々な最新の情報を元に、飼い主様が一番納得できる治療や管理方法をご提案いたします。最先端の治療を行っている大学病院の紹介もおこなっていますので皮膚のことでお悩みの際はぜひ一度ご相談ください。
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2013年11月21日木曜日
アレルギー皮膚炎
2013年10月26日土曜日
骨髄検査
骨髄の検査について
骨髄とは骨の中にある血液を作る場所です。骨髄検査は主に他の検査では解決できない血液の異常を見つけるために重要な検査です。また、血液中に異常が認められない場合でも骨髄に病変の存在が疑われる腫瘍などが検査の適応となります。
手技自体は短時間の全身麻酔下で行うことが出来ます。
少し皮膚を切開したのち、専用の針を目的部位(太ももの骨や肩の骨)にあて骨髄を採取します。
骨髄検査をやる子の多くは貧血を起こしている場合が多いです。しかし、輸血や、きちんとした手技が行なわれれば合併症の危険は稀です。例え血が止まりにくい子であっても骨髄検査は行うことができます。骨髄検査によって得られる情報はとても貴重なものなので、必要だと思われる症例に対しては積極的に実施したいものです。
2013年10月12日土曜日
前足が曲がってきたら....
尺骨遠位成長板の軟骨芯遺残
先日、大学病院で診察した症例を紹介します。
これは成長期の大型犬・超大型犬に多い病気ですが、小型犬にも起こります。
尺骨遠位骨幹端部分の軟骨内骨化が遅れることで、肥大した軟骨細胞の遺残が起こります。(手首の付け根にある軟骨が硬い骨に置き換わらないとイメージしてください)
この遺残はレントゲン検査によって、キャンドルスティック状の軟骨芯として確認できます。
←キャンドルスティック状の
軟骨芯
軟骨芯
軟骨芯遺残のせいで、尺骨遠位の成長不良が起こります。
尺骨の成長不良のせいで腕の外側の骨が短いまま、内側の骨のみ成長して長くなるため、手根の外反変形(手首が外側に曲がって成長)を起こします。
成犬において骨格の変形による機能的問題、具体的には足を引きずる、体重をかけられないなどの症状が認められる場合には、矯正骨切り術をすることがあります。
つまり、大人になって生活に支障が出るようなら、手術が必要ということです。
このように、歩き方がおかしいときは、整形疾患を得意とする動物病院を受診することをおすすめします。
2013年9月27日金曜日
膝蓋骨脱臼について
走る時に後ろ脚を庇ったり浮かして走る、スキップをする、そんな症状が見られたことはありませんか?
その症状膝蓋骨脱臼かもしれません。
膝蓋骨脱臼とは後ろ脚の膝関節のお皿が外れ、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)が外れてしまう疾患です。膝蓋骨は膝蓋骨十字靭帯で大腿骨滑車溝(大腿骨についている膝蓋骨を収める溝)に収まっています。
滑車の側壁を超え、内側にずれるのが「内方脱臼」、外側にずれるのが「外方脱臼」といい、小型犬の脱臼の場合は圧倒的に内方脱臼、大型犬の場合は外方脱臼が多いです。
この疾患はすべての犬種で発生しますが、特に多いのがトイプードル、マルチーズ、チワワ、ヨーキー、ポメラニアン、パピヨンなどの小型犬です。先天性のものと後天性のものがあり小型犬は先天性のものが殆どです。後天性の場合は高所からの落下や打撲、滑りやすい床などによるスリップなどが原因になります。
また、環軸椎亜脱臼(首の背中側にある環椎[第1頸椎]と軸椎[第2頸椎]が亜脱臼と呼ばれる比較的軽度にずれる状態)を起こしている子は膝蓋骨脱臼になる可能性があります。そのため、膝蓋骨脱臼だけを診るのではなく、他の要因も考慮し、総合的に診断できる専門医の診療をおすすめします。その他にも、膝蓋骨脱臼を起こしている子は前十時靭帯に負担がかかるために断裂を併発してしまう可能性があるので注意が必要です。
症状は軽いものから深刻なものまであり、軽い症状の場合飼い主も気づいていないケースもあります。基本的には触診で診断可能で、レントゲンでは更に正確にわかります。また、成長過程の場合、骨の湾曲が起こり見た目からもわかる場合があります。
治療としては保存療法か外科手術がおこなわれます。症状がほとんどない子や歳をとったワンちゃんは症状が進行しにくいため、ほとんど外科手術は必要ないです。しかし、若齢で歩行に支障をきたすほど重度の場合や体重10kg以上の大型犬は外科手術が必要になる場合があります。
もし、おうちのわんちゃんの歩き方に違和感がある場合、もしかしたら膝蓋骨脱臼がおこっているかもしれません。当院でもすぐ検査できますので是非一度相談にいらしてください。
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