2010年10月7日木曜日

昨日の大学病院診療

昨日は大学での診療の日でした。
症例としましては、MRI検査の結果、脳炎と診断しました、フレンチブルドックちゃん。
後ろ足が麻痺してしまい、椎間板ヘルニアと診断しました、ミニチュアダックスちゃん。
生後6カ月で町病院にて、門脈シャントの可能性ありと診断され、当院にて治療と手術を
希望されにいらしたヨークシャテリアちゃん。
首の不安定症を主訴に、環軸亜脱臼と診断させていただき、手術となりましたチワワちゃん。
ほかにも3件、いらしていただきました。
すべての診察と、手術が終わったのは夜の11時となってしまいました。
その後、我々のチームの恒例となっておりますのは、その日の症例の検討会、通称「ラウンド」
です。これは今日行いました診察と手術の解説や、反省点などを茅沼先生を中心に行うものです。
かなり熱い意見なども飛び交い、僕はこのラウンドを毎週楽しみに参加させていただいております。
日本の獣医療の最先端の現場に参加でき、かつ仲間といろいろな意見を交わすことができる。
こんなにも幸せなことがほかにあるかと毎週思っております。

2010年9月27日月曜日

膀胱炎?尿路閉鎖?

今回はよくある病気を書きたいと思います。
最近涼しくなって猫ちゃんのオシッコの病気が増えてきております。
原因は女の子の場合は膀胱炎、男の子の場合は尿路閉鎖が多いです。
症状としましては、両者ともよくトイレに通うという症状が出ます。
正常な猫ちゃんの場合は1日に2~3回の排尿ですが、
病気の猫ちゃんは、トイレに頻繁に通うけれども、少ししかオシッコが出ない、またはまったく
出ていない、赤色のオシッコをする、という様になります。
特にまったくオシッコが出ない場合は緊急疾患です。すぐにご来院ください。

2010年9月15日水曜日

超音波!!

みなさん、こんにちは。
みなさんは超音波というものをご存知でしょうか?
簡単にいってしまいますと、音の一種です。音ですので、壁にぶつかると跳ね返ってきます。
その壁の硬さによって、跳ね返ってくる音の質が変わります。その音の変化を解析し、
画像にしたのが超音波診断装置、エコーです。
エコー検査の良いところは、麻酔をする必要がなく、しかも痛みが一切ありません。
また、腸管の流れなどの動きを観察することもできます。
当院は5年前に1台目のエコー装置を購入しましたが、獣医の世界では5年ひと昔という表現がありまして、
だいぶ時代遅れとなってしまいました。
この度、新規のエコー装置を導入しました。麻布大学付属病院と同等レベルのものです。ご希望であれば、健康診断
でも使用していきたいと思いますので、皆様のご要望お待ちしております。

2010年9月3日金曜日

おなかから靴下!!!

もう2日前になりますが、大学での症例にて印象に残った症例をお話したいと思います。
町の獣医さんから紹介症例されました、バーニーズマウンテンドックが来院しました。
紹介理由としましては、1週間前よりの元気、食欲の低下です。いろいろな検査の結果、おなかの小腸
という部分に何か大きいものがあり、詰まってしまっているのではないか、ということが判明しました。
手術したところ、やはり小腸の一番せまい所に異物があり、「腸閉そく」という状態になっていました。
手術は無事成功したのですが、その異物を調べてみましたら、その子を一番可愛がっていたお父様の
靴下だったのです。しかも丸呑みの、靴下の原形のままでした。バーニーズは大型犬でして、その子も体重は40kgあります。あの子の大きさなら靴下の丸呑みもあるのかと変に関心してしまった出来事でした。

2010年8月31日火曜日

よくある病気シリーズ

わんちゃん、猫ちゃんに多い病気に外耳炎があります。特にわんちゃんでダックスなどのたれ耳の子や、パグちゃん、シーズーちゃんアメリカンコッカーちゃんなど、脂の汗をかきやすい子などは非常にかかりやすい病気です。特に多いのが、マラセチアというカビによる外耳炎です。この病気にかかりますと、まず耳が非常に匂うようになります。それと黒い耳垢が出ます。もちろん痒いですので耳を良く掻きます。
これらの症状がひとつでも当てはまる場合は、様子を見ずにすぐご来院ください。

2010年8月13日金曜日

お盆のお休みについて

毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近お問い合わせが多くなっておりますのが、
「お盆期間中のお休みはあるのか?」というご質問が多く寄せられておりますが、
当院は特に臨時休診は行いません。通常通りの時間帯にて行っておりますので、
安心していらしてください。皆様のご来院をお待ちしております。

2010年8月5日木曜日

会陰ヘルニア

会陰ヘルニア。みなさんこれって何の事だかご存知ですか?
簡単に言ってしまえば、脱腸のことです。
男のワンちゃんに起こりやすいといわれています。
昨日大学に来た子は肛門の左側が盛り上がっていて、診察させていただいたところ
会陰ヘルニアと判明しました。しかも膀胱も脱腸部に落ち込むという、重度な状態
でしたので、その日中に手術が必要な状態でした。
手術は麻布大学の渡辺先生が考案した、プロリンメッシュというものを使用して行いました。
結果は良好だと思います。早く良くなることを祈っております。
それと当院で入院していた、頚部椎間板ヘルニアを手術しましたわんちゃんは、自分で立てるようになりました。回復力の早さにスタッフ一同喜んでおります。